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ここから先は誰かに見せることが出来る機械製図を目指して進めていく。
つまり、「誰が見てもどんな形状かが分かる」という、
製図の意義に則った内容を展開していく。
1ページ目までの話だけでは形状と寸法などの情報を描く事が出来るが、より詳細な情報を伝えきれない。
例えば材質、表面の粗さ、誤差など、まだまだ沢山の記載すべき情報が存在するはずである。
特に、精密な箇所に使用する機械部品や研究などに使用するものは詳細なオーダーが必要である。 ◆ 部品を描く前に ◆基本的な情報の表記
機械図面においてまず書くべきことは、誰(どこの会社、団体)が描いたものか、
何の図面なのか、いつか描かれたのか、そして、図面の表記方法は何なのか、である。
下に例を示しておく。 機械図面のこの情報などを記入する部分は、製作者や会社によって様々な書き方があるが、 多少縮小されているので見づらいが、右下の部分に注目してもらいたい。 (モザイクは作者の名前) 「名称など」の部分は部品の名称や 「組立て図」であるという情報などを記入する。 今回は「部品図」となっているが、 大体のものはそのように書いておいて問題ない。 「縮尺」はもちろん書かれている部品の縮尺である。 「1:1」だったら、 図面と同じサイズの部品を記述していることになるが、 もしその図のサイズよりも大きな部品を製図する場合は、 「2:1」や 「4:1」などと書くことによって、部品の1/2、 1/4のサイズで図面に書くことが出来る。 逆に小さすぎて見づらい部品を製図する場合は、 「1:2」や 「1:4」などと書くことによって、部品の2倍、 4倍のサイズで図面に描くことが出来る。 無論、寸法の表記は「1:1」の数字で書く。 つまり、寸法の数字が1/2になったり、 4倍になったりはしない。 「図番号」は個人で書いているならば適当に決めて良い。 後は会社など属している組織によって書き方は異なるだろう。 「図の種類」は第三角法を用いる場合は上の図の通りにしておけば問題ない 「部品情報」は 複数の部品を組合せる様な場合はこの段を何段も増やして書くことになるが、 一つの場合はこのままで良い。 見ての通り、品番、品名、材質、個数などを書いておけば大体大丈夫である。 つづく・・・(2008年6月24日) top page>機械製図 中級編 |
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